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CT検査 ct

CTとは

CTとは

CT装置とは、X線管球が身体の周りを回転して、360°方向から収集された情報を集めて、その情報をコンピュータ解析し、身体のあらゆる部位の輪切りの画像を作り出す診断装置です。
CT検査は緊急性に優れ、全身どこでも検査できるので病気を見つけるために重要な検査となっています。

CT装置は、ヘリカルCT(らせん状に連続回転して撮影していく方式)が主流です。現在では、1999年に登場したマルチスライスCT(検出器が多列化したヘリカルCTで、従来のヘリカルCTよりもはるかに高速で数秒から数十秒で撮影が可能)と呼ばれる装置が一般的となりつつあります。

 

 

単純CT

当大学でも、キャノン社製320列マルチスライスCTが1台、80列マルチスライスCT2台、64列マルチスライスCT2台が稼動しています。

マルチスライスCTの特徴は、非常に撮影が高速なため、短い息止め時間で広範囲、かつ、高精細な画像が撮影できることです。

 

 

得られた高分解能なデータを利用して、3次元の立体画像や様々な方向の断層像を作成して診断や治療に役立てています。
Virtual Endoscopy(仮想内視鏡)など様々なアプリケーションが登場し、心臓カテーテル検査をせずに心臓の冠動脈を低侵襲的に診断することも可能となりました。
このように、マルチスライスCTの登場により、画像診断におけるCTの有用性は劇的に向上しました。

造影CT

検査方法

単純CT検査
造影剤という薬を使用しないで撮影する検査です。検査時間は大体5分ぐらいです。
造影CT検査
造影剤を静脈注射して行う検査です。造影剤を使用することにより、病変の存在、形態や性状などがより詳しく描出されます。検査時間は検査内容により異なりますが、5分から30分ぐらいです。

検査でのお願い

検査を受けられる患者さんは、検査部位にある金属類は検査の妨げになりますので取り外し、検査衣に着替えていただきます。検査中はベッドに仰向けに寝ていただき、身体を動かさないで下さい。呼吸停止の合図がある場合には、その声に従って下さい。また、妊娠の可能性がある方は必ずお申しつけ下さい。ヨード造影剤のアレルギーや気管支喘息がある方、腎臓の機能が著しく悪い方は、原則として造影剤を使用できません。

 

 

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